プチ情報 その12

■内分泌調節異常説
セリエという学者は、「人間はいろいろのストレスに対して、脳下垂体や副腎のホルモンを動員して反応するが、この反応がうまくいかないといろいろの病気になる。

ぜんそくもその一つである」といっています。

しかし、ぜんそく患者について、脳下垂体・副腎系(脳下垂体と副腎の働きは、互いに関連しているのでこのようによばれる)の機能を調べてみても、機能が低下しているという証明はされていません。

ただ、機能の低下がないから、ぜんそくとまったく関係がないとはいえず、副腎皮質ホルモンの分泌は、早朝には充進しており、午前から午後にかけて減少し、午後一、二時には最低となるので、この副腎皮質ホルモン分泌の変動が、ぜんそく発作が夜間に起こりやすい一因をなしているものと考えられます。

プチ情報 その11

■内分泌調節異常説

女性のぜんそくでは、月経、閉経、妊娠、出産などが、ぜんそくのはじまりや、その後の症状に影響しますが、性ホルモンがぜんそくと関係があるという証拠はありません。

これよりも、ぜんそくと関連して問題になる内分泌器官は、脳下垂体および副腎です。

脳下垂体前葉ホルモンや副腎皮質ホルモンが、ぜんそくに著効を示すことからも当然のことといえます。

プチ情報 その10

・自律神経失調説

食事性アレルゲンで、たとえば卵で、ある患者はじんましんを起こし、ある患者はぜんそくを起こすような場合には、アレルギーの立場からの臓器選択性の説明は困難です。

この場合には、アレルゲンが腸から吸収され、肝臓をへて肺に達するわけですから、やはり気管支の過敏性が、ぜんそくが起こるのに必要ではないかということになります。

気管支の過敏性が肺の迷走神経緊張によってのみ起こるのかどうかは問題ですが、密接な関係があることは疑いありません。

自律神経の失調は、アレルギーとならんで、またアレルギーとからみあって、ぜんそくの原因として重要な役割を果たしているものと考えられます。

プチ情報 その9

・自律神経失調説


ぜんそくの場合、実際に原因となるアレルゲンは吸入性アレルゲンが多いので、肺にはアレルゲンが多量に達するためにぜんそくを起こし、じんましんなどは起こさないのだと考えることができます。

また、吸入性アレルゲンでは肺はもっとも感作されやすい臓器となり、レアギンを多量に含むのではないかということも考えられます。

また、吸入性アレルゲンでは、しばしばアレルギー性鼻炎を起こしますが、吸入性アレルゲンという意味では似たような条件にある肺と鼻腔でも、ぜんそくと鼻炎症状はかならずしも相伴うとはかぎりません。

いずれか一方の場合も多いのです。

プチ情報 その8

・自律神経失調説

臓器選択性とは具体的には、同一のアレルゲンに対するレアギソが証明されても、ある患者ではぜんそくを起こすのに、ある患者ではぜんそくを起こさず、じんましんが出たり・あるいはアレルギ!性胃腸炎を起こすといったことです。

すなわち、アレルギー症状の出る臓器が、それぞれ肺、皮膚、胃腸といったように異なるということです。

この臓器選択性の問題は、アレルギーの立場からは、レアギンが一定の量の場合には、それと結合するアレルゲン量が多いほうが反応が強く、アレルゲンの量が一定の場合にはレアギンの量が多いほうが反応が強く出るということがありますから、臓器によりレアギンを含む量が異なる、あるいは臓器に到達するアレルゲンの量が異なるためであると説明することができます。

石狩

石狩の厚田と浜益とは同じ鯨漁で栄えた隣村であるが、もし陸の乗物で行くとすれば、厚田からバスで札幌に出て、汽車で滝川まで行き、もう一度浜益行きのバスに乗換えなければならず、うっかり接続時間を調べないで行くと一日で行けない、外国ほど遠かった。


昔は舟が足だったから、陸上の道というものはあまり必要がないので、厚田から先の濃昼山道は名は古いが、なかなか人の通れるところではなかった。


その難険を削ったり燧道を通したりして、札幌留萌間の国道二三一号線が通ってから、北海道旅行で札幌へも日帰りできるようになったが、何かもう一つ晴れないものが胸の底にわだかまっているようです。

プチ情報 その7

・自律神経失調説

レアギンについては、交感神経緊張は抗体の産生をおさえ、副交感神経緊張は抗体の産生をたかめるという報告もあるので、まったく関係がないというわけでもありません。

逆に、ぜんそくにおけるアレルギー説の弱点をみてみると、ぜんそく患者のすべてにレアギンが証明されるわけでなく、レアギンが証明される場合にも、臓器選択性の問題がかならずしも説明可能というわけにはいかないということがあります。

プチ情報 その6

・自律神経失調説

自律神経失調とアレルギーとは、ぜんそくの原因を考えるうえで、お互いに関連し、また相補う面もあるのです。

どの説にも弱点があるぜんそくの原因としての自律神経失調説のもっとも弱点となるところは、ぜんそく患者の血液中には、レアギンという抗体が見出されることが多いのですが、自律神経失調説ではこの説明が困難だということです。

レアギンとアレルゲンとの結合は特異的なものですから、現象的には、あるぜんそく患老は、こんにゃくの舞粉で発作を起こすが卵では起こさない、といったアレルギーに必要な条件である特異性の説明が困難だということにもなります。

プチ情報 その5

・自律神経失調説

アセチルコリンは副交感神経コリン作動性受容体を刺激する作用があるので、ぜんそく患者でアセチルコリン吸入により気管支の過敏性が証明されるということは、いいかえれば、肺の迷走神経緊張状態を証明しているということにもなり、瀧野博士の説を支持する成績であるということもできます。

季節や天候による発作ぜんそく患者では、秋や春のように発作の起こりやすい季節(もちろん患者にょり発作の起こりやすい季節は異なりますが)があるとか、天候の変化の影響を受けやすい、夜間や早朝に発作が起こりやすいといった、かならずしもアレルギー的立場からは説明できない現象もあります。

このような現象には自律神経や内分泌、とくに自律神経が関与している可能性が強く、ぜんそくでは自律神経失調は、アレルギーとともに非常に重要な役割を果たしているものと考えられます。

プチ情報 その4

・自律神経失調説

ぜんそく患者では、湿疹が出てくるとぜんそくが軽快し、湿疹が治ってくると逆にぜんそくが悪化するという現象がよくみられます。
瀧野博士の説では、湿疹が出てくるときは皮膚の副交感神経は緊張状態にあり、このような状態では肺の副交感神経(迷走神経)は逆に緊張が低下してぜんそくは軽快するが、湿疹がよくなって、皮膚の副交感神経の緊張が低下すると、肺のほうでは迷走神経の緊緊がたかまって、ぜんそくが悪化するのだと説明されます。

アセチルコリンによる証明ぜんそくが起こるには、気管支の過敏性が密接な関係をもっており、これはアセチルコリンを吸入させることにより検査できることをさきに述べました。

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